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工法についてよくある質問と回答をまとめて掲載いたしております。その他のご質問はメールにてお問い合わせください。

既設タンク地盤液状化対策工法 Q&A


注入圧力はどの程度ですか? また、どのようにして決定するのですか?
注入圧力は、過去の実績からすると、100〜150kPa程度ですが、注入の目的は地盤にじっくりと浸透させることですから、割裂注入とならないようにする必要があります。そのためには、工事に先立って限界注入速度試験を実施して、適切な注入速度と注入圧の関係を調べます。

これまでの注入工法では薬液の耐久性の問題から永久的な目的には使用されていませんでした。本工法の場合、永久的に薬液の耐久性が必要となりますが、どのようになっていますか?
これまで薬液が耐久性を確保できなかったのは、主にアルカリ性のNa+イオンが原因となってシリカの溶脱が生じるためでした。本工法では、このシリカ溶脱の原因物質を特殊装置で除去した薬液を使用するため、半永久的な長期安定性を確保することが出来るようになりました。このことは16年以上に及ぶ長期室内耐久性試験や鹿児島における現場採取試料からも確認されています。

施工時の地盤変状は問題となりませんか?
従来の注入工法ですと遮水性や強度を改善するために高濃度で粘性のある薬液を高圧力で注入するため、地盤の割裂注入を生じて地表面や地中の隆起がおきました。しかし、本工法は低濃度で、粘性の低い薬液を事前の限界注入速度試験で決定した注入圧力以下で施工するため、地盤変状が問題となることはありません。実際のタンクを対象とした現場実験で計測管理を行いましたが、地表面や地中の変位はほとんど観測されませんでした。

注入固化体の設計強度はどのようにして決定しますか?
液状化判定を行って、必要な動的強度に対応する配合強度を決定することが望ましいのですが、実際にこの動的強度を求めるには時間もコストもかかります。本工法では、標準砂や過去に本工法を実施した現場の原位置試料に対する液状化強度と一軸圧縮強さとの相関式を用いて決定します。これまでのところ、概ね一軸圧縮強さにして100kPaあれば、阪神淡路大震災級の地震に対しても抵抗できると考えられます。

品質管理手法を示してください。
液状化対策としての注入固化工法の場合、改良強度は一軸圧縮強さにして100kPa程度です。このため、通常行われるような標準貫入試験などではその効果を確認することが出来ません。本工法の場合、直接改良部分から試料をサンプリングして一軸圧縮試験を行って必要強度の発現の確認を行います。

タンク周りに必要となる施工のためのスペースはどのくらいですか?
配管等がどんなに複雑であっても、その上に単管足場で作業架台を設けることで施工が出来るわけですが、その場合の作業架台の幅は2mあれば十分です。また、タンクの底板下にはボーリング機械によって斜めに削孔して注入管を建て込むわけですが、この場合でも2m×4mの空間があれば十分です。


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